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8月も明日で終わりですね。
来月は年内最後の節句があります。9月9日が5節句の1つ、重陽の節句・菊の節句とも言われます。今日はこの重陽の節句についてお話をしていきます。
●節句とは
古代中国の陰陽五行節から来ており、日本で定着した暦の事で伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日の事です。
この日には日本の宮中において節会(せちえ)と呼ばれる宴会が開かれており、年間様々な節句が存在しており、そのうちの5つを江戸幕府が公的な行事・祝日として定めました。
それが、1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽の5つの節句です。1月7日を除いてなぜ、奇数月と奇数日が重なっている日かというと、奇数がおめでたいという考えがあったからです。
しかし、明治に入り改暦によって廃止されたのですが、その後1948年7月20日公布・施工の「国民の祝日に関する法律」によって端午の節句のみ「こどもの日」として祝日となっています。
●重陽の節句とは
中国でめでたいとされている陽数の9が重なることから「重陽」とも呼ばれます。「菊の節句」ともいわれ、菊酒を持って丘に登りそこで菊酒をいただいたことから不老長寿を願う行事にもなりました。
また、健康に感謝をする日ともされています。明治6年までは宮中でも同じ行事を行っていましたが、現在はあまりもてはやされていない原因の一つが新暦の9月は菊の季節ではないことが考えられます。新暦だと10月頃が菊のシーズンなので一般庶民には馴染みが薄く一般に広まらなかったとも言われています。ただ、和食の世界では9月は菊の季節なので菊や春菊のお浸しが出てきたり、菊のあしらいがされていたりするので目や舌で季節を楽しむことができます。一般教養として知っておくと良いでしょう。
また、茶道では菊の上生菓子が出てきます。中国では重陽の節句の前日の夜に菊に脱脂綿を被せておき翌朝、その脱脂綿に溜まった夜露で肌をパッティングすると美肌や美人になると言われています。その言い伝えからか、茶道の上生菓子もその夜露に濡れた菊の香りがする脱脂綿を表すようなものもあります。
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