2021年2月6日(土)開催
会場:和倉温泉 加賀屋
以前よりご案内をしておりました加賀屋さんでの会席料理テーブルマナーセミナー無事に終了いたしました。
今回のセミナーは初めて尽くしが多く、私自身もとても緊張していました。
初参加の方もいらっしゃり最初はとても緊張をされていたのですが、時間の経過と共にその場の雰囲気と周りの方との会話で心をほぐされた事で、今までのマナーに対するお考えがガラッと変わった方がいらっしゃいました。
■「マナーとは堅苦しいものでは無く、その場を愉しむためのスキル」
ほとんどの方はマナーとは堅苦しく、そしてできれば身についていなくてもラフに過ごせる場所で過ごしたいと思われている方が多いです。
でも、それは全くの勘違いだと私は思います。
私はテーブルマナーの他にもビジネスマナーや立ち居振る舞いマナーなど様々なシーンで役に立つマナーをお伝えしています。その時一番心掛けている事は『セミナーを受けてあー楽しかった』と言ってもらえる環境作りと、セミナーの内容をご用意することでです。
もう10年ほど前になるでしょうか、一時テレビ番組であるマナーの講師が毎回厳しく指導されているシーンを見かけました。その時はやはり私もまだ若かったですし、マナースクールにも通ってないときでマナーとは堅苦しい物というイメージしかなかったので毎回テレビを観ながら自分がその講師に怒られている気分になり気持ちも萎縮していました。
たぶん、多くの方はこのような経験があり「マナー=堅苦しい=講師は厳しい」というイメージが定着したのだと思います。そのようなイメージがあるので、皆さん初めて私とお会いする時はかなり緊張されています。「マナーがなっていない!」や「間違ったことをすると厳しく指導されるのではないか」と心配され、とても委縮されているのが伝わってきます。この様な思いをされないために、また、マナーに対するイメージを変えていただくためにもセミナー中はとにかく楽しんでもらうことを心掛けています。
ご参加された方からセミナー後に笑顔で「マナーのイメージが変わりました。今までは堅苦しく窮屈なイメージしかなかたので、正直今回も他の方に誘われて渋々来ました。でも、参加して先生のお話をお聞きしたり周りのご参加されている方のお話をお聞きしたことでマナーを身に着けることでこのような場所を最大限に楽しむことができる、そのツールであることが分かりました。知ることは楽しいですね!!」と、とても嬉しいお言葉をいただき私も心からホッとしました。
今後も多くの方がこの楽しさを知っていただけるようなセミナーにしたいと思います。
コロナ禍において感染対策は万全で対応させていただき、大広間に一定の間隔を取ってお膳を配置してレイアウトで準備をしました。
今回のセミナーでは私が自分で着付けをして着物を着て講師を務めさせていただいたのですが、2年前に和食のテーブルマナーセミナーの際にはやはり着物を着て臨みたいと思い半年かけて着付けを習っていました。着物を着るといつも以上に身が引き締まりますね。
■会席料理テーブルマナーセミナーでは以下の事をお伝えしております
- 玄関やお座敷の上がり方、靴の揃える方向
- 座布団の座り方
- 襖の開け閉めの仕方
- おしぼりの扱い方
- 懐紙の使い方
- お箸のあしらいかた
- 器の持ち方
- お椀の蓋の開け方
- 尾頭付きのお魚のいただき方
- 品よく見えるいただき方
このような項目をお料理をいただきながらご説明をしていきます。