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会席料理テーブルマナー プライベートセミナーを開催いたしました


 2019/2/25開催

 

この日はお母様と大学生のお嬢様からのご依頼でプライベートセミナーを開催いたしました。今回の最大の目的は『尾頭付きの魚の食べ方』でした。こちらを重点に、その他日頃疑問に思っていらっしゃった事柄のご質問などにお答えしながらセミナーを進めていきました。


 先ずは先付けから。

お料理は2月の下旬でしたが冬の食材が中心でした。

皆さまがこのお料理で疑問に思われることは

・器は持って良いのか

・食べる順番はあるのか

・汁が落ちるようなお料理の場合はどのように食べるのが良いか

などです。

 私も経験があるのですが、1つの事に疑問を持つと次から次へ疑問は増えていきますね。でも、1つづつ疑問を解決することでスッキリとした気分でご自分にも自信が持てるようになります。

詳細な内容は是非 当校のテーブルマナーセミナーに

ご参加ください。

 次にお刺身、向付とも呼ばれます。

季節の新鮮なお魚を味わえるお料理です・

・ワサビはお醤油に溶いたほうが良いのか?それとも、お刺身に乗せていただいた方が良いのか?

・お刺身に付いたお醤油が垂れて落ちそうになったときはどのように対処すれば良いのか。

・お刺身の食べる順番はあるのか。

というご質問をいただきました。

その他には、刺身のツマについてのお話もさせていただきました。

 次は茶碗蒸しでした。

今回は茶碗蒸しといっても葛餡仕立てになっておりましたので、通常の茶碗蒸しのいただき方のご説明と今回のように匙を使っていただいた時に汁が垂れ落ちる可能性のあるお料理の場合のいただき方もご説明いたしました。

 また、食べ終わった時の匙の置く場所についてもご説明をいたしました。

 実は、この対処法はフランス料理テーブルマナーのスープをいただく時のご説明と共通点があるのです。

 次は焼き物です。

一般的な魚の焼き物ですので日常いただいている所作で変わりはありませんが、焼き物に付いている生姜の一種「はじかみ」についての役割といただくタイミング、いただき方をご説明いたしました。

 今から10年以上前に和食のお店に時々主人と一緒に出かけることがあったのですがその時に熟年の御夫婦が焼き魚を召し上がられていてその後の器の中が綺麗だったことに感動した記憶がよみがえってきます。お魚の骨等が見えないように添えられていた笹の葉で隠されていたり、はじかみを食べられている所作もとても綺麗で大人の余裕が醸し出されていてちょっと憧れました。
『私もあの方みたいな素敵な大人の女性になりたいな』と密かに思っていたものです。

 そして、当校恒例の尾頭付きのお魚です。

いただきやすいように煮魚に調理をお願いしております。尾頭付きのお魚なので1人分がとても大きく毎回ご参加の皆さまからは「わぁ~」と驚きの声が上がります。

 

今回のメインのご説明です。

尾頭付きのお魚は出していただいたそのままの姿の状態で最後までいただきます。どういうことかと申しますと、裏面をいただく時も決してひっくり返してはいけません。いただく順番がございますので、それを実演を交えてご説明いたします。

 

 私は祖父が漁師だったこともあり、ほぼ毎日お魚は何かのお料理になって食卓に上がっていました。
自分自身では尾頭付きのお魚も綺麗に食べる自信がありましたし、母からもいつも綺麗に食べると関心されていたので自分の食べ方に何の疑問も持ちませんでした。

しかしながら、大人になってというかテーブルマナーを習うまでは自分の食べ方が間違っているとは思ってもいませんでした。でも、意外とそういうことは誰にでもあることではないかと私は思っています。そして、家庭内であったり親しい内輪での食事の際には所作などもそんなにかしこまらずに美味しくいただくのを重視して良いと思っています。ただ、その場に合ったいただき方も知っていて使い分けれれば良いと思います。

 次は揚げ物です。

揚げ物は一口でいただけない食材も多いので、その際にどのようにしていただけば綺麗に素敵な所作に見えるかなどをご説明いたしました。

 他には天つゆについてですが、薬味はどれくらいの量を入れていただくのが良いのかとのご質問にお答えいたしました。

 最後はご飯です。

予想外にお茶漬けが出てきました。お料理の数が多かったのでご飯とおすましにすると量がさらに多くなるということでのご配慮でした。

 

 最後は水菓子です。

 献立や季節、お店によって様々な素材が出てきます。季節の果物や喉ごしの良い和菓子など様々です。

今回は、和風プリンでした。

 ここでも思い出があるのですが、去年の秋に金沢市内にある老舗料亭の「つば甚」さんでお月見の会に参加した時の最後に出た水菓子が見た目は白いプリンだったのですが、何と『珈琲プリン』だったのです。見た目と味のギャップと老舗料亭が最先端の調理法で作るプリンというお菓子のギャップに2度驚かされました。

 

 セミナー中にはお料理のいただき方はもちろんの事、

・玄関の上がり方や靴の揃え方

・襖の開け閉め

・座布団の座り方

・お箸の取り上げ方、おろし方

・懐紙の使い方

・おしぼり、ナプキンの使い方

・上座・下座のお話

・タブーなお箸の所作

など、知っていると日常の生活にも役立つ情報を取り混ぜてお話をさせていただいております。

 

受講料をお支払いいただきセミナーにご参加されている方々を配慮いたしまして具体的なマナーや所作に関しては公開を控えさせていただきました。ご了承くださいませ。

 

 一言でテーブルマナーと言っても、受講される方それぞれにストーリーがございます。また、お料理も一期一会で印象深く残るお料理やそれとともに記憶されるエピソードがあります。そんなお食事のお席が楽しく和やかに過ごせる1つの知識としてテーブルマナーを皆さまに知っていただければと思い根強く・しつこく私は広めていきたいと思っています。

■受講された方からのご感想

 普段口にしている日本食にも知らない所作がたくさんありとても勉強になりました。また、家族で学んだことを共有しながら日常生活においてもおさらいをしていきたいと思います。

 疑問も解消し、これからのお付き合いにも十分に活かす事ができます。